脱毛部位

全身脱毛は範囲(部位)で選ぶ!各サロンの脱毛可能な範囲を徹底調査

全身脱毛の範囲
サロンで全身脱毛をすれば、髪の毛や眉毛などを除いて頭からつま先までツルツルになるとイメージする人も多いでしょう。しかし必ずしも全ての部位が脱毛できるとは限りません。

全身脱毛はサロンによって脱毛できる範囲が異なります。「全身脱毛の契約をしたから」と安心していると、自分の希望する部位が含まれていなかったなど後々失敗してしまうことも。

そこで各サロンの全身脱毛可能な範囲を比較するとともに、全身脱毛選びで失敗しないポイントやおすすめサロンをご紹介します。

全身脱毛の範囲はサロンによって違う

脱毛初心者の人は「全身脱毛」と聞くと「体全てのムダ毛を脱毛できる」と勘違いするかもしれませんが、全身脱毛の範囲はサロンよって異なります。特に違いがあるのが「顔」と「VIO」です。

「顔とVIOを含む」全身の脱毛も、「顔もVIOも含まない」全身の脱毛も、一般的にどちらも「全身脱毛」という扱いになります。「全身脱毛の費用が安くてお得!」と思っていたら、顔やVIOが含まれていなかったというケースがよくあります。

部分脱毛ができる部位だからといって全身脱毛のコースに必ず含まれているわけではなく、サロンによってその範囲は違うので注意が必要です。

脱毛サロンで全身脱毛ができない部位・対応が異なる部位

全身にはそもそも脱毛自体が「できない部位」とサロンによって「対応が異なる部位」があります。

脱毛できない部位 対応が異なる部位
頭髪、まぶた、唇、喉、粘膜部分 顔(まぶた、唇以外)、VIO、うなじ
危険性の高い部位は脱毛自体NG

全身脱毛といっても、脱毛自体ができないのが頭髪、まぶた、唇、喉、粘膜部分です。

頭髪は太く濃い毛が密集して生えているので、黒い色に反応をするフラッシュ脱毛やレーザー脱毛の光では過剰反応を起こし、火傷を起こす危険性が高くなります。

まぶたに光を照射すると眼球に悪影響を及ぼす可能性があるため施術ができません。フラッシュ脱毛やレーザー脱毛の光は黒い色だけでなく赤い色にも反応をするため唇にも照射ができません。

喉は甲状腺がありデリケートな部位であるため施術を避けるサロンがほとんどです。また、粘膜部分は皮膚自体が薄くデリケートであるためサロンでは脱毛ができませんが、医療レーザーを使用する一部のクリニックでは脱毛することも可能です。

顔とVIOは全身脱毛に含まれないサロンも多い

全身脱毛の契約で、サロンによって最も対応が異なる部位が「顔」と「VIO」です。

顔やVIOは脱毛をする、しないの好みがはっきりと分かれる部位です。腕や足、ワキなどは誰もが脱毛をしたい場所ですが、顔やVIOは「自然のままでも良い」という人も意外にも多いんです。

さらに顔には産毛が、またVIOには根深く濃い毛が生えており、どちらも脱毛効果を感じるまでに時間が掛かる上、細かい施術が必要なデリケートな部位のため手間が掛かることもあり全身脱毛コースから外すサロンも多くなっています。

うなじは含まれていても必ず脱毛OKとは限らない

大手脱毛サロンの施術範囲を見ると、うなじの脱毛が可能な所が多いものの、うなじの産毛があまりにも濃く多いと髪の毛とみなされてしまい、脱毛がNGになることもあります。サロンによって判断が異なるため、うなじ脱毛を希望する場合はカウンセリング時に脱毛ができるか確認をしておくとよいでしょう。

全身脱毛の範囲選びのポイント

施術部位数に惑わされない

脱毛サロンの情報を調べていると、各サロンで全身脱毛が可能な部位数を表示しているのを目にすることがあると思います。各サロンの全身脱毛の部位数を見てみましょう。

サロン名 全身脱毛の部位数
キレイモ 33か所
銀座カラー 22か所
シースリー 53か所
ミュゼ 22か所
脱毛ラボ 48か所
恋肌 62か所
ストラッシュ 61か所

部位数を見ると一番少ない銀座カラーでは22か所、一番多い恋肌は62か所となり、その差は歴然です。一見恋肌の方が「全身脱毛の部位数が多くてお得」と感じますが、実は部位数の数え方が違うだけであって、脱毛か所はそれ程相違がありません。

例えばひざから足首までの部位「ひざ下」で見てみると、銀座カラーと恋肌は数え方が全く異なります。

サロン名 数える部位
銀座カラー 両ひざ下
恋肌 左ひざ下表・左ひざ下裏・右ひざ下表・右ひざ下裏

同じ部位でも銀座カラーが1か所とカウントするのに対し、恋肌は4か所になります。このように各サロンによって部位の数え方に違いがあるため、部位数はあまり参考にはならないのです。

「顔脱毛」はより細かい確認が必要

全身脱毛を選ぶ際は部位数ではなく、脱毛したい部位が含まれているかしっかり確認することが大切です。中でも特に細かくチェックをすべきなのが「顔」です。

顔脱毛が全身脱毛のコースに含まれているサロンと含まれていないサロンがありますが、顔脱毛自体さらに「頬」「鼻」「鼻下」「顎」など細かく分類されており、サロンによっては「両頬だけ施術OK」「鼻は施術NG」など顔全体を網羅していないことも。

全身脱毛にあわせて顔脱毛もしたいという人は、コースに顔脱毛が含まれているかだけでなく、顔のどのパーツに対応しているかまで細かく確認をするようにしましょう。

全身脱毛に含まれない時は追加できるかチェック

脱毛を希望する部位が全身脱毛のコースに含まれていなくても、部分脱毛として扱っている場合、別料金を支払えば施術が可能です。1部位程度の追加であれば、全身脱毛にプラスしても金額的にそれ程負担にならない可能性もあるので、事前に追加施術で必要な料金をチェックしておくと良いでしょう。

各サロンの全身脱毛範囲を徹底比較

全身脱毛の範囲は各サロンによって異なります。とはいうものの「顔」と「VIO」を除けば、対応範囲は実はあまり変わりありません。そこで、全身脱毛の範囲選びの要となる「顔」と「VIO」の扱いについて各サロンの対応を見てみましょう。

全身脱毛コースに「顔」と「VIO」は含まれるか
サロン名 V I O
キレイモ
銀座カラー
シースリー
ミュゼ ×
脱毛ラボ
恋肌
ストラッシュ

○:全身脱毛に含む
△:コースによって含まれる
×:全身脱毛に含まれない

Vラインは各サロンとも全身脱毛の範囲に含まれますが、好みの分かれる「顔」や「Iライン」「oライン」は必ずしも全身脱毛に含まれるとは限りません。

ミュゼプラチナムでは全身脱毛に顔脱毛が含まれませんが、実はミュゼでは脱毛サロンでは珍しく顔脱毛自体を取り扱っていません。別料金で顔脱毛を追加することもできないため、顔も脱毛をしたのであれば別のサロンを選ぶことをおすすめします。

銀座カラーとシースリーは顔やVIOを含む全身脱毛コースがありますが、銀座カラーでは顔、シースリーでは顔とIOを含まないコースもあり、その分料金もお得になります。

全身脱毛コースに含まれる「顔脱毛」の範囲

次に全身脱毛の施術範囲に最も差の出る「顔脱毛」について細かく見てみましょう。各サロンの全身脱毛コースに含まれる顔脱毛のパーツを調査しました。

サロン名 おでこ 眉間 こめかみ もみあげ 鼻下 あご(口下) あご下
キレイモ × ×
銀座カラー
シースリー × × ×
ミュゼ
脱毛ラボ × × × × ×
恋肌 × × ×
ストラッシュ × ×

○:全身脱毛に含む
×:全身脱毛に含まれない

同じ顔脱毛でも、施術できるパーツには大きな差がある事がわかると思います。

顔のほとんどの部分をカバーしているのは銀座カラーです。銀座カラーでは他の脱毛サロンでは行うことが少ない眉間の脱毛も全身脱毛の範囲に含まれています。逆に脱毛ラボの顔脱毛は範囲が狭いので、顔全体を脱毛したいという人には向いていません。

ちなみにストラッシュでは、眉間と鼻の脱毛は全身脱毛のコースには含まれませんが、部分脱毛として別料金で行うことが可能です。

脱毛範囲で見る!おすすめのサロン3選

銀座カラー

全身脱毛に含まれない部分:なし

料金プラン例

全身パーフェクト脱毛(全身22か所脱毛し放題+顔脱毛12回)
月額10,000円(総額290,050円) 年6回コース
月額12,400円(総額382,000円) 年8回コース
新・全身脱毛(全身22か所脱毛し放題:顔なし)
月額6,500円(総額197,650円) 年6回コース
月額9,600円(総額295,000円) 年8回コース

脱毛サロンの中では全身脱毛の施術範囲が最も広いのが銀座カラーです。脱毛サロンでは施術をするサロンがほとんどない眉間やこめかみの脱毛もできます。

銀座カラーの全身脱毛は顔脱毛の有無に加え、年最大6回または8回通えるコースが選べます。顔脱毛以外は通い放題なので、全身をしっかり脱毛をしたいという人にはおすすめです。

IPL脱毛なので美肌効果もあるので、全身ツルツルになることができます。

キレイモ

全身脱毛に含まれない部分:眉間、こめかみ
料金プラン例

プラン 料金
月額定額プラン(スリムアップ全身脱毛) 月額9,500円
パックプラン 6回 114,000円
12回 212,040円
通い放題 324,075円

キレイモはゴーグルを着用して施術をするため、眉間やこめかみの脱毛はできませんが、それ以外全身全ての脱毛が可能です。

キレイモは月額定額制・パックプラン・通い放題と3つの料金プランを用意しているので、自分に合った通い方ができるから満足度もとても高く人気です。

採用されている脱毛方法も銀座カラーと同じく美肌効果の高いIPL脱毛ですが、さらに仕上げにスリムアップ効果の高いジェルを使用するので、脱毛をしながら引き締め効果も感じることができます。

ストラッシュ

全身脱毛に含まれない部分:眉間、鼻(別料金では施術可能)
料金プラン例

プラン 料金
月額制 月額7,980円
パックプラン 6回:95,760円
都度払い 21,980円
通い放題 369,800円

ストラッシュは眉間、鼻以外の全身ほとんどの脱毛が可能です。眉間と鼻は全身脱毛コースには含まれないものの、別料金では施術が可能です。

ストラッシュは豊富なプランとリーズナブルな料金が人気のサロンです。脱毛方法もSHR脱毛(蓄熱式脱毛)を採用しているため痛みをほとんど感じることがなく、毛周期に関わらず施術が可能なので最短2週間~1ヶ月での施術が可能です。脱毛完了までのスピードも他のサロンに比べ早くなります。

広範囲を脱毛したいなら全身脱毛が断然オススメ

脱毛の契約をする時、全身脱毛と部分脱毛のどちらを選んだら良いか悩む人も多いと思います。「全身脱毛は敷居が高い」と感じるかもしれませんが、広範囲の脱毛をしたいのであれば全身脱毛が断然オススメです。その理由をご紹介します。

料金が圧倒的にお得

部位脱毛の方が一見価格がリーズナブルに思えますが、複数の部位を脱毛するとなると全身脱毛をした方が断然お得です。リーズナブルな脱毛料金で人気が出ているストラッシュを例に見てみましょう。

ストラッシュは全身脱毛の他、部分脱毛も扱っています。全身脱毛と部分脱毛の料金例は次のようになります。

【全身脱毛】18回パックコース:262,440円
【部分脱毛】Lパーツ脱毛18回分:93,030円

ストラッシュの部分脱毛は小さいパーツのSパーツと大きいパーツのLパーツに分けることができます。例えばひざ下を部分脱毛する場合、ストラッシュではひざ下部分は「右下ひざ表」「右下ひざ裏」「左下ひざ表」「左下ひざ裏」の4つのLパーツから構成されているので、93,030円×4か所で372,120円になります。この料金は同じ回数の全身脱毛と比較をしても圧倒的に高額になってしまいます。

脱毛をしたい部位が2カ所までなら部分脱毛も良いですが、3か所以上になるのであれば全身脱毛のほうが断然お得です。

不自然な脱毛の境目がなくなる

今まで全く脱毛をしていない脱毛未経験者の場合、部分脱毛をすると「この部位はツルツルなのに、隣の部位は毛が残っている」という不自然な状態になってしまう可能性があります。全身脱毛をすれば境目もなく全身がツルツルになるので、不自然な境界線が出来上がることもありません。

今まで脱毛をしたことがあり、部分的に脱毛を追加したい場合は部分脱毛もおすすめですが、まだ手付かずの部分が多く残っている人であれば全身脱毛をおすすめします。

1箇所が綺麗になると、他も脱毛したくなるパターンが多い

「全身脱毛は敷居が高いから、まずは部分脱毛を試したい」という人も多いと思います。実際は1か所がツルツルで綺麗な状態になると、他の部分も同じように脱毛をしたくなる人が多いんです。

後から脱毛の範囲を広げると、その分費用も時間も掛かってしまいます。より効率的に、リーズナブルに脱毛をすることができる全身脱毛がおすすめなんです。

全身脱毛の範囲は必ずカウンセリングで確認を

全身脱毛と言っても、サロンによって脱毛できる範囲は異なります。契約をした後になって「脱毛したい部位が含まれていなかった」と後悔しないように、全身脱毛が可能な範囲はカウンセリングでしっかり確認をしておくようにしましょう。

特に顔脱毛を含めた全身脱毛をする場合は、脱毛範囲もサロンによって大きく変わる可能性があるので注意してくださいね。