全身脱毛の疑問 PR

ホクロがあっても全身脱毛はできる?脱毛とホクロの関係を調査

脱毛とほくろの関係

全身脱毛の際、注意が必要なものの1つに「ホクロ」があります。

「ホクロがあるから脱毛できなかった」
「脱毛でホクロが消えた」

など、ホクロと脱毛に関する噂を耳にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?

誰にでも体に1つはあるホクロ。実際ホクロがあると脱毛ってどうなるのかとっても気になりますよね。そこで今回は脱毛とホクロの関係について詳しくご紹介します。

そもそもホクロはなぜできる?

ホクロができるメカニズム

ホクロの生成には、肌の奥に潜む「メラノサイト」が大きく関わっています。

私たちの肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からなっていますが、表皮部の最下層となる基底層に存在するのがメラノサイトです。メラノサイトは紫外線などの刺激を受けるとメラニン色素を生成し、体の内部に外敵が侵入しないようにブロックする働きをします。

このメラノサイトが何らかの原因で増殖し、集まってできた良性腫瘍がホクロです。メラノサイトがたくさん増殖すると、より皮膚の表面が盛り上る大きなホクロになります。

ホクロは「単純黒子(たんじゅんこくし)」と「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と大きく2つの種類に分けることができます。

単純黒子は皮膚のごく浅い表皮部分にでき、盛り上がることがほとんどないホクロであるのに対し、色素性母斑は真皮部にできることが多く、表面が凹凸に盛り上がります。

一般的に「ホクロ」というと後者の色素性母斑を指すことがほとんどです。

ホクロの原因

ホクロの原因には生まれつき持っている「先天性」のものと、生まれてからできる「後天性」のものとがあります。後天性のホクロの原因には次のようなものが上げられます。

  • 紫外線
  • 外部からの強い刺激
  • ストレス、生活習慣の乱れ
  • ホルモンバランスの乱れ

後天的にホクロができる原因として最も多いのが紫外線です。他にも外部からの刺激やストレス、ホルモンバランスの乱れなどによってメラノサイトに大きな刺激を与えます。

ホクロを増やさないようにするためには、日頃から紫外線対策を十分に行い日々の生活習慣を見直すなど、メラノサイトを活性化させないような生活を送ることが重要です。

ホクロがあっても全身脱毛はできる?

基本的にホクロへの照射はNG

結論からいうと、ホクロがあっても全身脱毛をする事はできます。しかし、ホクロ自体への照射はほとんどできません。これには脱毛のメカニズムが大きく関係しています。

フラッシュ脱毛やレーザー脱毛の光は、黒い色に反応するという特徴を持っています。この特殊な波長を持つ光を照射し、毛根に含まれるメラニン色素に反応をさせて熱エネルギーを発生し、毛乳頭や毛母細胞にダメージを与えて脱毛を行います。

ホクロに光を照射するとメラニン色素に反応をして、火傷を起こす危険性があります。他にも皮膚炎やかゆみなど肌トラブルを招くことが多いため、ほとんどのサロン・クリニックではホクロへ直接照射をする事はほとんどありません。

「それじゃ、ホクロがあったら全身脱毛できないの?」と思いますよね?そこで、次にホクロがある時のサロンやクリニックの対処方法をご紹介します。

ホクロがある時の脱毛方法は?

シールで保護する

凹凸のあるホクロ、濃く大きめのホクロの場合、サロンやクリニックでは専用シールで保護をして光があたらないようにしてから施術を行います。

保護シールを貼るとホクロの部分に光が当たることがないので、火傷の危険性もなく安心して施術をする事ができます。

但し、保護シールに隠れていたホクロの周囲はどうしてもムダ毛が残ってしまいます。またシールで隠すことのできない大きなホクロに関しては、その部位を施術する事はできません。

小さければそのまま照射することも

ホクロも全てが照射NGとなるわけではありません。単純黒子のように小さく色も薄く、凹凸のないものに関しては保護シールを貼らずそのまま照射をする事もありますが、サロンやクリニックによっても対応は異なります。

脱毛サロンの場合、医療機関ではないため万が一トラブルが起きても迅速に対応することができません。そのため小さなホクロでもシールで保護してから施術を行うことが多いです。

クリニックの場合、小さなホクロには出力レベルを下げてそのまま照射をする事も多いです。しかし施術スタッフの判断やクリニックの方針によっては、シールで保護をしてから脱毛をする所もあります。

ホクロ自体を取り除く

シールで保護ができないほどホクロが濃く大きいという人には、脱毛をする前にホクロ自体の除去をするのもおすすめです。

ホクロの除去は医療行為となるためサロンで行うことはできませんが、クリニックではホクロの除去を行うことも可能です。もし「ホクロを除去してから脱毛をしたい」のであれば、ホクロ除去と脱毛の両方を行えるクリニックを選ぶと良いでしょう。

ホクロの大きさや根の深さによって除去方法や費用は異なりますが、平均して約1万~3万円程度掛かります。

ホクロがあっても脱毛できる方法を選ぶ

体にホクロやシミがたくさんあるという人は、シールで保護する部位も多くなってしまうため効率よく脱毛を進めることができません。そんな人におすすめなのが、ホクロがあっても脱毛ができる「SHR脱毛」と「ハイパースキン法」です。

SHR脱毛(蓄熱式脱毛)

通常のフラッシュ脱毛やレーザー脱毛よりも低温の光を細かく照射し、毛包に熱を蓄え、毛根上部にあるバルジ領域にダメージを与える脱毛方法です。
バルジ領域は毛母細胞の元となる発毛因子が存在しており、発毛の大元となる場所です。メラニン色素に反応をしない脱毛法なので、ホクロがあっても安全に施術が行えます。

ハイパースキン法

SHR脱毛がバルジ領域にダメージを与えるのに対し、ハイパースキン法はバルジ領域で生成される発毛因子にダメージを与えます。SHR脱毛よりもさらに低温の施術が可能なのでお肌にも優しく、ホクロがある部位の脱毛も安心です。

SHR脱毛もハイパースキン法も、メラニン色素に反応をしないのでホクロが多い人でも安心です。但し凹凸のある大きなホクロに関してはやはり施術NGとなることが多いので、まずはサロンやクリニックで相談をしてみてください。

脱毛と「ホクロ」のウワサ

脱毛でホクロがなくなるってホント?

「脱毛をしたらホクロがなくなった!」という声を耳にしたことはありませんか?実は、脱毛でホクロがなくなるというウワサは本当です。

ホクロはメラニン色素を含むメラノサイトの集合体です。脱毛の際に光を照射するとホクロにも反応して分解され、かさぶたとなって消えてしまうことがあります。

脱毛サロンではホクロが薄くなっても消えることはほとんどありませんが、クリニックでは元々ホクロの除去に医療レーザーが用いられていることもあり、ホクロが消えることがあります。

必ずしもホクロがなくなるというわけではありませんが、副次的な効果としてホクロが消えることも少なくありません。もし「このホクロは消えて欲しくない」というものがあるなら、事前にクリニックに伝えておきましょう。

脱毛でホクロが増えるってホント?

脱毛の光が直接的な原因となりホクロができることはありません。

元々、ホクロの原因として最も大きいものが紫外線です。脱毛も肌に光を浴びることには変わりはありませんが、脱毛機の光は体に害のない可視光線のため照射をしてもメラノサイトを活性化させることはありません。

それでは「脱毛でホクロが増えた」と感じる人がいるのはなぜでしょうか?これにはいくつか理由が考えられます。

毛穴が炎症を起こした
脱毛は毛穴に大きなダメージを与えるため、脱毛後に火傷などの炎症を起こすことも少なくありません。その炎症がホクロに見えてしまうことも。脱毛による毛穴の炎症は1~2週間で徐々に薄くなりますが、なかなか改善が見られない場合は早めにサロンやクリニックに相談するようにしましょう。

脱毛後の保湿が不足していた
脱毛は肌が軽い火傷を起こしている状態で、とても乾燥しています。肌は乾燥していると外からの刺激を受けやすく、放っておくとどんどん乾燥が加速してメラノサイトを活性化させてしまいます。その結果ホクロやシミとなり肌に残ってしまうのです。脱毛後はいつも以上に保湿をしっかり行うようにしましょう。

肌の奥に潜んでいたメラニンが表面に浮き出てきた
脱毛は肌の細胞を活性化させるため、ターンオーバーも促進させます。肌の奥に潜んでいたメラニン色素が押し上げられ、肌の表面に浮き出ることでホクロのように見えることがあります。これは一時的なもので、ターンオーバーとともに最終的に剥がれ落ちるため、特に心配はありません。

ホクロの毛を抜くと癌になるってホント?

ホクロから毛が生えることはよくある事ですが、「ホクロの毛を抜くと癌になる」というウワサを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

実際のところ、ホクロの毛を抜いても癌になる可能性は極めて低いです。しかし全くゼロとも言い切れないところもあります。

ホクロはメラノサイトが集まった良性の腫瘍です。良性腫瘍の中には、何らかの原因で悪性に変化するものもあります。ホクロの毛を抜くなど継続的な刺激を与え続けることで、良性の腫瘍が悪性に変化する事も可能性として全くないわけではありません。

ホクロに毛が生えているとどうしても気になりますが、抜くことはおすすめできません。ホクロの毛の自己処理はハサミでカットするのがおすすめ。もしくはクリニックでホクロ除去と同時に医療脱毛を行えば、ホクロとムダ毛の両方の問題を解決することができます。

ホクロの脱毛は慎重に行おう

脱毛サロンでもクリニックでも、ホクロがあっても全身脱毛をすることは可能です。しかし大きさや濃さによってはそのまま施術ができないことも多く、テープでホクロを保護するなどの対策が取られています。

より効率よくホクロの脱毛をしたいなら医療脱毛がおすすめです。クリニックなら医師が常駐するので万が一の肌トラブルも安心。脱毛だけでなくホクロの除去もでき、さらにレーザーの光でホクロがなくなるという副次的な効果も期待できます。

ホクロのある部位への脱毛はサロンやクリニックによって対応が異なります。まずはカウンセリングで相談をして、安心して通えるお店を見つけて下さいね。

ABOUT ME
みらえぴ編集部
中の人です!小学生の時にムダ毛との戦いがスタートしてはや○○年(笑) 脱毛で失敗しすぎた私だからこそ、少しでも脱毛で悩んでいる人のお手伝いができると思います。 脱毛初心者でも分かりやすいサイトを目指して日々脱毛知識をアップデート中♪