毎日当たり前のように付けているコンタクトレンズやピアス。体の一部のようなものなので、つい付けていることを忘れてしまう人も多いのではないでしょうか。
今は多くの人が使用しているコンタクトレンズやピアスですが、脱毛するときも付けたままで良いのか疑問に思いますよね。
今回は、施術のときにコンタクトレンズとピアスは外すべきなのか、その理由や注意点もあわせてご紹介します。
施術中コンタクトは必ず外さなければならない?
フラッシュ脱毛やレーザー脱毛の光は、メラニン色素の黒い色に反応をしてムダ毛にダメージを与えます。万が一光が目に入ると瞳の黒い色に反応をして網膜を傷付ける恐れがあるだけでなく、最悪失明を引き起こしてしまうことも。
このようなトラブルを防ぐため、サロンやクリニックでは施術を行う際にはゴーグルやサングラス、タオルなどで目を覆い、フラッシュ脱毛やレーザー脱毛の光から目を保護します。
コンタクトレンズを付けたまま施術ができるかできないかは、サロン・クリニックによっても方針は異なりますが、基本的には直接目やまぶたの上から照射することはないので、コンタクトを着用したまま脱毛をしても問題ないとされています。
一般的にはコンタクトレンズを付けたまま脱毛をしても問題はありませんが、次のような場合はコンタクトレンズを外す必要があります。
- ハードレンズを使用している場合
- カラーコンタクトを使用している場合
- クレンジングを行う場合
なぜコンタクトを外す必要があるのか、その理由を見てみましょう。
ハードコンタクトレンズの場合、まれにですが衝撃が加わるとレンズが割れてしまうことがあります。万が一、施術中にコンタクトレンズが割れてしまうと、目を傷付ける恐れも。またハードレンズは、ずれると不快感や痛みも強いので施術中は必ず外しておきましょう。
脱毛機の光は、黒い色に反応をする性質があります。万が一、フラッシュやレーザーの光がレンズの色に反応をしてしまうと目にダメージを与え、重大な事故に繋がる恐れがあります。カラーコンタクト(カラコン)を付けたままの施術は、基本的にNGとされています。
顔脱毛をする場合、アイメイクはそのままでOKというサロンやクリニックもありますが、中にはアイメイクも含め全てをしっかり落とす必要があるところも。コンタクトを付けたままのクレンジングに慣れてない場合、またスタッフにクレンジングを行ってもらう場合などは外しておくほうが安心です。
コンタクトレンズを着けたまま手や足など体を脱毛することは特に問題ありませんが、顔脱毛をするときは必ずコンタクトレンズを外しておくようにしましょう。
視力矯正のためにコンタクトレンズを着用している人は、「外したら何も見えなくなってしまう」と不安に感じるかもしれませんが、お話したように施術中は目をゴーグルやタオルで保護しているため、特に何かを見る必要もありません。心配しなくても大丈夫ですよ!
サロンやクリニックによっても施術中のコンタクトレンズに関するルールは条件によって違うので、自己判断でなく必ずスタッフに確認をするようにしてください。
また、コンタクトレンズを外す時はレンズケースが必要となります。衛生的にレンズを使用するためにも、レンズケースは忘れずに持参してくださいね。
脱毛施術中ピアスは必ず外さなければならない?
脱毛するときにピアスの穴が開いていても特に問題はありませんが、施術をする前には必ず外す必要があります。これには次のような理由があります。
- 火傷などのトラブルを防ぐため
- 光が拡散するのを防ぐため
- 施術中に引っかかって怪我をしないため
それぞれの理由を詳しく見てみましょう。
フラッシュ脱毛やレーザー脱毛は、毛根に高熱のダメージを与えます。ピアスの素材には様々なものが使用されており、中には熱を帯びて火傷を起こす可能性のあるものも。同じ理由で指輪やネックレスなどのアクセサリーなども、外す必要があります。
ピアスの素材によっては、フラッシュやレーザーの光を反射してしまうものがあります。光がピアスに当たって拡散してしまうと、脱毛の効果が低くなるだけでなく、施術部位以外にも影響を与えてしまう恐れもあります。
脱毛をする際は、フラッシュやレーザーの光をさえぎるためにタオルやゴーグルなどで顔を覆うことがあります。ピアスを付けたまま施術を行うと、タオルや脱毛機などがピアス引っかかって思わぬ怪我をすることも。
また、「首から下を脱毛するときの耳のピアス」「顔脱毛をする時の体のピアス」など、施術する部位とピアスの部位が全く違う部位であれば外さずに脱毛OKとなることもあるので、まずはサロンやクリニックに確認をしてみてください。
ピアスホールがあってもピアスを外せば基本的に脱毛OKとなりますが、ピアスホールをあけたばかりの人は、ファーストピアスが取れるまでの間脱毛をすることができません。
原則として、傷のある部位にフラッシュ脱毛やレーザー脱毛の光を照射することはできません。元々傷の周りは炎症を起こしていることが多く、施術を行うと症状が悪化する恐れがあるため、傷は避けて照射をしなければなりません。
ピアスホールをあける行為は、肌が傷を負っているのと同じ状態です。傷が治る前に施術を行うとトラブルを起こす可能性が高いので、ファーストピアスが完全に外れるまで施術を行わないようにしましょう。
ちなみに、ファーストピアスが外れるまでには個人差がありますが、約1ヶ月前後掛かります。ピアスホールが完成して、肌が元の状態に戻ってから脱毛を行いましょう。
基本的にピアスは外す必要がありますが、サロンやクリニックによってはファーストピアスや自分で簡単に外すことのできないボディピアスは、タオルやシールなどでカバーをして照射を行うこともあります。
ピアス周辺への照射は肌トラブルのリスクが高くなるので、どうしても避けて施術を行わなければなりません。
脱毛とピアスをどちらもしたい場合、脱毛を終えてからピアスホールをあけるのがベストです。脱毛を終えてからのピアスであれば、肌トラブルを起こすリスクも低くなるだけでなく、ムラなく脱毛ができるので仕上がりもずっと綺麗になりますよ。
脱毛する際にはコンタクトとピアスは外して施術を受けよう!
基本的にコンタクトもピアスも、トラブルなく脱毛をするためには施術中は外しておくことが望ましいです。
サロンやクリニックから確認されなかったからと言って、そのまま施術をするのは絶対やめましょう。自分から付けていることを申告するようにしてください。
施術する部位によっては外す必要がないケースもありますが、サロンやクリニックによっても方針は異なるので、必ず指示に従うようにしましょう。
ファーストピアスやボディピアスなど外すことができない場合でも、外さずに施術ができるケースもあるので、まずはサロンやクリニックに相談をしてくださいね。