全身脱毛をしたいけれど、高額なのでまとまったお金を用意するのが難しいという人も多いと思います。そんな時におすすめしたいのがローンによる支払いです。
ローンなら月々の負担を少なく脱毛をする事ができますが、「審査に通るの?」「払い続けることができるか心配」など様々な疑問や不安があるのではないでしょうか。
ここではローンのメリット・デメリットをはじめ、仕組みや審査に通る人・通らない人などローンについて詳しく解説します。
お品書き
全身脱毛するならローンがおすすめ
「全身脱毛は高い」というイメージがありますが、全身脱毛には一体どれ位の費用が掛かるのでしょうか。その費用は脱毛サロンとクリニックで大きく異なります。
プランや最終的にどのような状態に仕上げたいのかによっても料金には大きな違いがありますが、多くの人が「自己処理がほとんど必要のない状態になった」と感じる脱毛回数はサロンで約12回、クリニックで5~6回必要となります。
この状態まで脱毛をするために、大手サロン・クリニックでおよそ次の金額が掛かります。
脱毛サロン:約20~30万円(約12回)
クリニック:約35~50万円(約5~6回)
上記は顔・VIOを含めた金額になりますので、顔やVIOを含めない場合は若干安くなります。また、ムダ毛ないツルツルの肌を目指すためにはさらに脱毛回数を重ねる必要もあり、上記より費用が掛かることも。
全身脱毛は決して安い買い物ではなく、数十万円単位のお金が掛かります。ある程度余裕がなければ一括払いは難しく、実際全身脱毛の契約をする人の多くが費用を分割ローンで支払っています。
全身脱毛にかかる高額な料金を分割払いするとき、脱毛サロンでは「美容ローン(エステローン)」、クリニックでは「医療ローン(メディカルローン)」を利用します。
どちらも何にでも利用できるものではなく、限られた用途にのみ利用できるローンです。
名称は違うもののローンの仕組みはほぼ同じです。サロンやクリニックの間に信販会社が入り、その信販会社にサロンやクリニックに支払う脱毛料金を立て替えてもらいます。利用者はサロンやクリニックにではなく信販会社に料金を月々返済していきますが、一括払いを立て替えてもらっているため返済にプラスして手数料を支払うことになります。
クレジットカードも仕組みは同じで、カード会社に一括払いを立て替えてもらい、直接カード会社返済をする形になります。信販会社とクレジットカード会社の大きな違いは「カードを発行するかしないか」です。
またローンを利用するためには信販会社の審査が必要になります。これはクレジットカード会社も同じですが、信販会社の方が審査は厳しくなっています。
ローンは基本的に間に信販会社を挟みますが、脱毛サロンやクリニックの中には間に信販会社を挟まず独自でローンを行っているところがあります。これを「自社ローン」といいます。
信販会社を間に挟む信販ローンに比べると、自社ローンは「審査に通りやすい」というメリットがあります(ほぼ審査なしという所も)。自社ローンは「お金を貸すこと」ことではなく「商品を売ること」を重視しているので、信販会社よりも審査が緩くなっているのです。
自社ローンのサロンやクリニックで特に注意が必要なのが「金利」です。信販会社を挟んでいないので金利も自由に設定できるため、信販ローンよりも金利を低くできるという嬉しいメリットがあるのとは逆に、高く設定する事も可能なのです。
利息制限法で金利の上限は貸付額に応じ15~20%と定められていますが、その上限まで設定されていることも。自社ローンを採用しているサロンやクリニックを選ぶ時は、金利が高すぎないかもチェックするようにしましょう。
全身脱毛をローンで支払うメリット
脱毛は決して安い買い物ではありません。特に全身脱毛は高額なため、一括で支払うとなると数十万円ものお金が必要になります。貯金などお金に余裕があれば一括払いも可能ですが、まとまったお金がない人には支払いが難しくなります。
ローンなら一括で高額の支払いをしなくて済むので、まとまったお金がないという人でも安心!支払い回数も自分の生活スタイルに合わせ選ぶことができるから、経済的な負担も少なく脱毛をする事ができます。
「お金がないから」という理由で脱毛を諦める必要もありませんね。
月々の負担を少なく支払いをする方法としてローン以外にもクレジットカードの分割払いやリボ払いがありますが、ローンはクレジットカードよりも金利が安いというメリットがあります。
実際、ローンとクレジットカードの金利の目安は以下の通りになります。
ローン:約8~10%
クレジットカード:約15~18%
上記からも解るように、クレジットカードはローンの約2倍の金利が掛かることになります。実際、どれ位支払額に違いがあるのか見てみましょう。
リゼクリニックで総額298,000円の全身脱毛をし、ローンとクレジットそれぞれ12回払いで支払ったとした時を例に取ってみます。リゼクリニックホームページでは医療ローン、日本クレジットカード協会のホームページではクレジットカード手数料とそれぞれシミュレーションができるため、計算をしてみました。
医療ローンの場合、実質年利は8.5%となり支払い総額は311,904円になります。
(リゼクリニックHP:https://www.rizeclinic.com/price/simulation.html)
クレジットカードの場合、日本クレジット協会のホームページから年利14.5%と想定して計算した場合、支払い総額は321,929円となります。
(日本クレジットカード協会:https://www.j-credit.or.jp/customer/basis/commission.html)
大体の目安ではありますが、両者の支払い総額にはおよそ10,000円の違いが生じます。回数、料金によって異なりますが、その差はとても大きいことがお解かりいただけるかと思います。
ローンと同じように、月々一定額を支払う方法に「月額制」があります。ローンも月額制も毎月一定額を支払うため、一括払いとは違って金銭的な負担が少ないという点では同じですが、月額制の場合サロンやクリニックに通い続ける限りずっと料金を払い続ければならないというデメリットがあります。
しかしローンの場合は支払い総額が決まっているので、月額制のように支払いに終わりがないということはありません。支払いが終わっても契約回数はしっかり保障されているから、安心して通うことができますね。
脱毛サロンやクリニックに通う時、倒産のリスクまで考えている人はほとんどいないでしょう。しかし脱毛サロンやクリニックも決して安全というわけではなく、今までも倒産した例はいくつもあるんです。
もしサロンやクリニックが倒産したら、支払ったお金が戻ってくるか気になりますよね。サロンやクリニックが倒産した場合、残っている資産はまず税金に充てられ、次に従業員の賃金、その次に消費者への清算に充てられます。
優先順位としては3番目ですが倒産するくらいなのでそこまでの資産が残っている可能性は低く、返金はほとんど期待できません。
倒産した時にお金がほとんど戻ることのない一括払いはリスクがどうしても高くなってしまいますが、ローンならサロンやクリニックが倒産をしても支払いをストップすれば良いので、リスクを軽減する事ができます。
全身脱毛をローンで支払うデメリット
一括払いの場合金額は大きいですが、一度お金を払えばそれ以降料金を支払う必要がなく、負担が長引くことはありません。しかしローンの場合、毎月お金を支払う必要があるためどうしても負担が大きくなってしまいます。
分割を多くすれば月々の支払いは少なくなるものの、その分いつまでもローンが長引いてしまいます。医療ローンなどでは60回、中には80回以上に分割できるクリニックもありますが、あまりにも長期に渡るとより負担も大きくなります。
ローンは無理のない金額で、できるだけ回数を少なく契約をするようにしましょう。
ローンは本来一括で払うべき脱毛料金を信販会社やサロン・クリニックに立て替えてもらい、それに対して返済を行っていくため手数料が掛かります。
上記「全身脱毛をローンで支払うメリット」でもお話した通り、ローンの年利は約8~10%になます。リゼクリニックの全身脱毛の例を見ると、総額298,000円の全身脱毛が医療ローンの12回払いを利用すると総額311,904円になり、ローンの方が13,904円多く支払うことに。
ローンは支払い回数が多ければ多いほど手数料も高くなるので、できるだけ少ない回数で契約する事をお勧めします。また金利を負担してくれるサロン・クリニックを選べば、負担も軽くなります。
ローンはとても便利なシステムですが、誰もが利用できるわけではありません。利用するためには審査に通らなくてはなりません。
ローンはお金を信販会社から借りることになるため、信販会社も返済能力がある人にしかお金を貸したくないというのがホンネです。
そのため事前に審査を行い、支払い能力の有無を確認します。どんなにローンを利用したくても、この審査に落ちてしまうと利用する事はできません。
ローンの審査基準については次で詳しくご説明します。
ローンの審査に通る条件とは?
ローンの審査は誰でも必ず通るわけではありませんが、「支払い能力がある」と社会的に認められている人であれば問題なく審査に通ります。それでは実際審査に通るのはどのような人なのでしょうか。
- 安定した収入がある(勤続1年以上、毎月一定の収入)
- 収入のある連帯保証人を立てることができる
- 他にローンを組んでいない(支払い能力に見合っていれば他にローンがあってもOK)
- 借入希望額が年収の3分の1以下
- 信用情報が無傷
まず、審査に通る最も大きな条件として「安定した収入がある」事が上げられます。一般的に20歳以上の社会人の場合、正社員だけに限らず派遣社員・パート・アルバイトでも毎月一定の収入があればOKです。
学生でも20歳以上でバイトなど一定の収入があればローンを組むことができます。但し、どんな場合でも継続的に安定した収入が得られなければNGです。
また、単独でローンを組むことが難しいのは「無職の人」です。毎月一定した収入を得ることができないため無職の場合基本的には審査に通ることはありませんが、例外として以下の人はローンが組める可能性があります。
- 旦那さんに安定した収入のある「専業主婦」
- 連帯保証人として親権者(親)を立てることができる「未成年」
専業主婦の場合、安定下収入のある旦那さんが保証人になってくれればOK。また、一般的にローンの組めない未成年でも、親御さんに連帯保証人になってもらえればローンを組むことが可能です。
またどれだけ収入が安定していても、ローンは基本的に信用情報が無傷である事が条件です。クレジットカードや携帯料金、家賃の滞納などを起こしている場合、直近5年まで信用情報機関に記録として残っています。
ローンの審査の際にはこの信用情報を確認するため、傷がある場合は審査に通りません。
ローンの審査に落ちてしまった時は、どうしたら良いのでしょうか。その際には次のような対策方法があります。
- サロン・クリニック自体を変える
- 自社ローンを採用しているサロン・クリニックを選ぶ
- クレジットカードの分割払いを利用する
- 月額制・都度払いを選ぶ
- 脱毛プランを変更する(全身脱毛→部分脱毛へ)
サロンやクリニックによって契約している信販会社は異なります。もしA社で断られたとしても、B社では審査に通るということもあります。さらに、信販会社よりも審査が緩いのが自社ローンです。
自社ローンならほぼ審査なしのため、信販会社のローンを断られた人でも審査に通る可能性があります。
またクレジットカードを保有しているのであれば、金利は高くなりますがクレジットカードの分割払いを利用するのも1つの方法です。
但し注意しなくてはならないのは、「審査に落ちる」ということは返済能力に問題がある可能性が高いということです。ローンの種類を変えたところで、基本的に借りている元本は変わりません。途中で返済できなくなる可能性はないか十分に考えて契約する事が重要です。
ローンの審査に落ちた場合、最もおすすめなのが「月額制」や「都度払い」です。
「月額制」はローンの月額払いと違い、習い事の月謝のように毎月決まった額を支払う方法です。支払い総額が決まっていないので長期間通うと割高にはなりますが、いつでもすぐやめることができるので、支払いができなくなっても負債を抱えることはありません。
「都度払い」は脱毛1回ごとに料金を支払いますが、月額制のように施術をしない月でも支払いをしなくてはならないということはありません。都度払いは基本的に前払い制です。
定期的に通いづらいですが、お金の目処が立ったら脱毛ができるので無理なく脱毛を始められます。
全身脱毛は高額です。大きな負担を背負って全身脱毛をするよりも、無理のない範囲でできる部分脱毛に切り替えるなどプランの変更も選択肢に入れるとよいでしょう。
美容ローン・医療ローンのQ&A
ローンの申し込みには以下のものが必要になります。カウンセリングの時に持参するようにしましょう。
- 身分証明書(免許書・保険証・パスポートなど)
- 印鑑(銀行届出印)
- 通帳
- 勤務先の名称・住所・電話番号が解るもの(メモでOK)
ローンを組んだことが家族や会社にバレることはある?
まず未成年の方は、必ず親(親権者)の同意書が必要になるため、内緒でローンを組むこと自体ができません。同意書を提出しても、信販会社から親権者に確認の電話が来ることがほとんどなので、代筆することも不可能です。
そもそも自分で勝手に同意書に記入をして提出することは、私文書偽造という立派な罪に当たります。絶対に避けましょう。
未成年の方と同じく、専業主婦の方はご主人を保証人に立てる必要があり、ご主人に確認の連絡がいきます。
20歳以上の安定した収入のある人で、自分名義の契約・口座引き落としであれば、基本的にローンが会社や家族にばれることはありません。自宅や実家に電話が掛かってくることもありません。
会社に在籍確認の電話が来ることもありますが、個人名を名乗るなど信販会社であることが周りに解らないように配慮されているので安心してくださいね。
基本的にローンの引き落としは、契約者と同じ名義でなくてはなりません。
未成年で親御さんの口座から、また専業主婦でご主人の口座から引き落としをしたい場合は、親御さんやご主人の名義でローンを組む必要があります。
未成年の方は親権者の来店がないとローンが組めない事も多いのですが、基本的にサロンやクリニックでは男性の入店をお断りしているので、男性の親権者に同伴をお願いしたいという場合は事前にサロンやクリニックに相談をしておきましょう。
「半分を現金で、残り半分をローンで」のように、現金とローンを併用する事は可能です。併用をする方が借入額は少なくなるため、金利も抑えることができます。一括で支払うお金がなくても一部でもローンに充てることができれば、返済も早く終わります。
注意が必要なのが、繰上げ・一括返済です。基本的にローンは途中で支払い回数を変更することや、支払額の増額をする事ができません。そのため、「まとまったお金ができたから繰り上げ返済や一括返済したい」という時、契約変更のための手数料が掛かることがほとんどです。
手数料は信販会社によって金額も異なります。繰り上げ返済や一括返済をする際には、手数料がいくらになるのか必ず確認しましょう。
ローンの支払いが遅れた場合、契約しているローンが信販ローンか自社ローンかによって対応は異なります。
信販ローンの場合、信販会社からサロン・クリニック側に料金は既に支払われているので、信販会社への支払いが遅れても脱毛をすることは可能です。
ただし、延滞が続くと信販会社からサロン・クリニックへ連絡が来る可能性もあります。
自社ローンの場合、サロンやクリニックが料金を立て替えているため、支払いが行われない限り脱毛がストップすることがほとんどです。
信販ローンでも自社ローンでも、支払いが1日でも遅れると遅延損害金が発生します。法律で遅延損害金の利率は「年利の1.48倍まで(上限20%)」と定められています。
例えば支払い残高が30万円で遅延損害金が15%の場合、返済日から10日過ぎたときの遅延損害金は、30万円×15%÷365日(うるう年は366日)×10日=1,232円になります。
ローンを数ヶ月も延滞すると高額な遅延損害金を支払うだけでなく、信用情報にも傷がつきます。「口座に入金し忘れた!」など支払いの延滞に気付いた時は数日中のうちに支払いを済ませるようにしましょう。
「ローンの契約をしたけれど、やっぱりやめたい」と思ったとき、以下の条件を満たせば脱毛サロンでもクリニックでもクーリングオフが可能です。
- 契約した日から8日以内
- 契約期間が1ヶ月以上
- 契約金額蛾5万円以上
上記を全て満たす場合クーリングオフができ、ローンの契約自体をなかったことにできます。(以前医療脱毛はクーリングオフ対象外でしたが、2017年1月にクーリングオフができるようになりました。)
クーリングオフの条件に当てはまらない時、サロンやクリニックの中途解約となりますが、一般的に残額を返金されることがほとんどです。
但し、未施術分が全て返ってくるわけではありません。サロンやクリニック、さらにローンを組んだ信販会社でも解約手数料がかかることもありますので、施術が済んでいない分全てが戻るわけではない事を覚えておきましょう。
病気や引越しなど脱毛はいつ通えなくなるか解りません。ローンを組む際には事前に解約時にかかる手数料を確認しておくと安心です。
ローンがおすすめのサロン・クリニック
信販会社 | アプラス |
---|---|
分割回数 | 3~60回 |
分割手数料 | 12回まで無料 |
クレアクリニックでは、総額390,598円で顔から足のつま先まで全ての部位が脱毛できる全身脱毛コースの他、気になる部位だけをチョイスして全身脱毛をするリーズナブルなMyセレクト全身脱毛コースなどオーダーメイドの全身脱毛を行える人気のクリニックです。
分割回数は最大60回まで、分割手数料も12回までは掛からないので、無理なく医療脱毛をしたいという人におすすめです。
ローンを上手に利用して全身脱毛をしよう
全身脱毛は高額なので諦めていたという人も多いですよね。ローンを利用すれば月々の負担を軽く脱毛する事ができるので、無理なく全身脱毛にチャレンジすることができます。
但しローンは一括払いと違い金利手数料が掛かります。月々の負担を軽くすればするほど、その分支払い期間も延び、金利も増えるので要注意!
生活スタイルはいつ変わるか解りません。「支払いを長引かせない」というのが、ローンを上手に利用するコツです。
サロンやクリニックの中には金利手数料を負担してくれる所もあるので、上手に利用してお得に脱毛をしてくださいね。